攻劇の目 先週の気になるジャッジ#15
こんにちは、ディ アハト編集部です。本ニュースレターをお読みくださりありがとうございます。第71回は、先週行われた様々な試合の中から注目のジャッジを解説するシリーズ記事をお届けします。ぜひお楽しみください!
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Twitterを中心に様々なレフェリングの解説を行っている攻劇(@kogekidogso)が、前週に世界中の試合で起きた判定についての解説と見解を述べていく「攻劇の目」。
各事象には動画リンクを掲載している。ぜひ、文章とあわせてじっくりご覧いただきたい。
1.キリンチャレンジカップ2022 日本 vs ブラジル(6月6日)
事象:ゴール前の混戦でブラジル9番が倒れると、主審はブラジルにPKを与えた。
見解:ファウルを取られた日本6番の方が、ブラジル9番よりもボールに近い。「自然な体の入れ方」としてノーファウルと判定されても、問題ない事象だっただろう。
一方で、「日本6番が足をブラジル9番の進路上に出した」という判断であれば、それはサポートできるものであり、VARは判定をフォローすることになる。したがって、VARがレビューを勧めなかったことは妥当と考えられる。
2.W杯欧州予選 プレーオフ決勝 ウェールズ vs ウクライナ(6月5日)
事象:ウクライナ7番が敵陣ペナルティーエリア内で倒れるも、主審はノーファウルと判定。PKは与えられなかった。
見解:ウェールズの選手にとってウクライナ7番は視界の外から入ってきた選手であり、蹴る意図は無かったと思われる。しかし、ボールに触れたのはウクライナ7番であり、両選手間に接触もあるため、PKを与えるべきだったと筆者は考える。
3.U-23アジアカップ サウジアラビア vs タジキスタン(6月3日)
事象:サウジアラビア10番が敵陣ペナルティーエリア内で倒れた事象に、VARが介入。レビューによりPKが与えられた。
見解:タジキスタンの選手はボールに触れており、PKに修正されるべき事象ではないと筆者は考える。また、PKの可能性についてレビューを行った後にオフサイドチェックをしているが、本来はオフサイドチェックが完了してから主審をレビューエリアに呼ぶべきである。完全にVARのミスだ。
シリーズ第15回となる本記事では、以上の3事象を紹介させていただいた。また、レフェリングを楽しむうえで欠かせない「VAR」についての記事も、本ニュースレターにて公開している。気になった方やもう一度復習したい方は、ぜひこちらも目を通してみてほしい。
攻劇の目 #14はこちら! ↓
文:攻劇(@kogekidogso)
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ディ アハト編集部
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